智代さん(仮名・28歳)は、この頃、彼の仕事が忙しくなり、デートもままならないと漏らします。この間も彼からこう切り出されたのでした。

 

「上司からゴルフ誘われたんだけど、小野には声がかからなかったんだよ。大切な取引先の接待だから大変なんだ。それで日曜のデートのことなんだけど…会えないかもしれないんだよ」

 

「そう。仕事だから仕方ないよね…」と承知したものの、明るく振る舞えず、黙り込んでしまったとか。智代さんは不満を募らせるばかりで、いつも彼の訴えたいことや、意図することをくみ取ってあげてない様子です。折角、彼が、「大切な取引先の接待で、小野ではなく俺が指名された」と匂わせているのに、まったく気づかず、うつむいたまま黙ったきりの智代さんです。彼の思惑に気づいていたなら、会話の流れは、このようにガラリと変わる可能性があります。

 

「小野さんて、同期の人でしょう?あなたの方が認められてるのね。すごい!」

 

「いゃ〜、そういうわけでもないよ。自分がやるべき仕事をきっちりやっただけなんだよ。地味でも、やることやってれば、認めてもらえるんだよ。見てる人はちゃんと見てるんだよ。だけど、小野はゴマすることばっかやって…」と彼は饒舌になるでしょう。

 

その時こそ、黙って彼の話を聞いてあげましょう。そして、彼の話が一段落ついたあたりで、「あなたの、生きる姿勢…カッコイイな」と褒めます。そして、「ねぇ、デートのことなんだけど…他の日なら都合つけられるかな?」と切り出してみます。

すっかり気分が良くなっている彼は、デートの約束を快くしてくれるでしょう。

 

このように、相手が「欲しがっている言葉」「理解されたがっていること」をくみとることで、会話の流れが違ってきます。智代さんの希望も通り、両者が納得ゆく展開となるでしょう。

ズレた反応や言葉を返してしまうと、彼はガッカリして、「分かってくれない」「話が弾まない」となり、「会ってもつまらない」「連絡が途絶える」という状況に陥りやすくなります。

 

相手が遠回しに訴えようとしていることや、こんな風に言ってほしいのかな?と気づいてあげて、一言添えましょう。それが「会話上手」になる秘訣です。

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