「地方で活躍するにも限界があって、事務所がもってくる仕事は、納得いかないものばかり。でもやりたい仕事はギャラが発生しなかったりという感じで・・・」二十代の頃、ミス日本に選ばれたことのある美代子さん(仮名・40歳)は、子育ても一段落したことで、芸能活動を本格的に再開したいと考えていました。

「やっぱり、東京でなければ、納得ゆくギャラのいい仕事もないんですよ。でも東京に行っても、運とかコネがないと駄目だし、無駄ならやめたいんです」

納得いく結果を引寄せるのに一番大事なことは、運でもコネでもありません。

「無駄なことはしない」と発想しないことなのです。

ある英語教材の販売でトップセールスになった女性が、初めて実演販売した先は書店でした。

英語教材を陳列していると、お客さんから「○○の本はどこにありますか?」と尋ねられたそうです。

案内しながら「私は店員ではなく、英語教材を売ってます。良かったら後で教材を見に寄ってください」と一言添えてみたそうです。それが、初めて教材を買ってくれたお客様との出会いだったのです。それをきっかけに、書店の本の配置を全て暗記。お客様を本棚まで案内するサービス精神をモットーに、英語教材の営業成績を伸ばしたのです。けれど、ツキを引寄せにくい人ほど、棚まで案内することは「無駄なこと」と考えたりします。

また、ある外車ディーラーのトップセールスマンの携帯には、一日百件近くのコールがあるそうです。車のセールスに結びつかないコールが殆んどで、保険屋さんでもないのに事故処理やクレーム対応、世間話の相手になることもあるとか・・。

けれど「お客さんに頼りにされると嬉しいのです。私から車を買ったことを満足してほしいのです。だから無駄なことだとは思いません」と胸を張ります。

人が無駄だと考えることを黙々とするほど、一歩リードできます。そして、人が無駄だと考えることをやり遂げるからこそ、「熱心で、一生懸命な人。自分にはない情熱がある」と人の心も打つようになります。

他の人が無駄と発想する場面で、熱心に取組むことでツキを引き寄せられるようになり、どんどんうまくゆくようになりますよ。

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