願いを叶えるおまじないがあります。まず、最初にしてほしいことは、「自分の願い」「自分の夢」「自分の幸せ」を明確にしてほしいのです。ただ、願いを叶えるには「根気」と「継続」が重要です。

ある脚本家スクールに通うOLの春子さん(仮名・29歳)は、いつか有名な脚本家になることを目指しています。春子さんのように、望みがハッキリしたら、それを叶えるためにすることは、「私は有名な脚本家になれる」「脚本家になるチャンスがおとずれる」と毎日願うことです。そして信じて疑わないことが大事です。

ただ、言葉尻を間違えないようにします。「有名な脚本家になりたい」と願ってしまうと、「有名な脚本家になりたがってる人」つまり「脚本家になれずに、脚本家になることを夢見てる人」という意味になるからです。

脚本家になれると願い続けた春子さんに、ある時、脚本を書くチャンスが訪れました。けれど、脚本家を目指すもう一人の男性にも声がかっていました。

「オムニバス ドラマに使えそうなストーリーを書いてほしい。テーマは自由にしていいから。ストーリーが良ければ採用するから、二人とも頑張って」

春子さんは意気揚々と帰宅したのも束の間、脚本を書き始めた途端、筆が進まなくなりました。原稿を何度も書き直し「面白くない」「これじゃダメだ」「こんなことしてたら、あの人が採用されてしまう」「私、才能ないのかな…全然書けない。脚本家になるなんて無理なのかも」

こう思った時点で「有名な脚本家になる」と数日前に願ったおまじないの効力は、ゼロになってしまいます。

春子さんは「有名な脚本家になる」と願っていたのに、「脚本家になるのは無理」と正反対のことを信じて思っています。願わなくても信じて思うことに効力があります。

「脚本家になるのは無理」と信じる気持が強ければ、夢の実現は阻まれてしまいます。望みを叶えるには、気を変えないことが大事です。今日はなれると信じ、明日はダメだとあきらめれば、望みは叶わなくなります。

弱気になったとき、自信をなくした時こそ、「いつか上手に書けるようになる」「きっと脚本家になれる」と信じましょう。すぐにあきらめずに原稿を書き続けて、願い続ける根気さえあれば、必ず願いは叶うものですよ。

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